複雑な塗膜表面構造が生み出す高品位なマット感
マットマックスは、塗料中の顔料配合比を増やすことで塗料の艶を消し、マットな質感を実現しました。光沢の無い樹脂を使用し、顔料の露出を極限まで減らすことで独特の複雑な塗膜表面構造を形成。一般的な艶調整剤による塗膜表面構造とは異なり、これまで艶消し塗料の弱点とも言われていた「耐候性の低下」の問題を見事に解決しました。
マットマックスの塗膜表面構造はナノレベルの複雑な凹凸形状。この凹凸形状は極めて高い撥水性能を持ちつつ、どの角度から見ても反射率が低くしっとりとしたマットな質感(微潤艶)を生み出します。
マットマックスは美しい質感と高い撥水性能、そして艶あり塗料と同様の耐候性を併せ持つ塗料なのです。
ラジカルの発生を抑えて外壁の劣化を抑制
酸化チタンをラジカルバリアーで覆うことで紫外線の影響を受けにくくし、わずかに発生したラジカルはバリアー層により外へ出にくくなります。
ラジカルバリアーを越えて塗膜中へ遊離した僅かなラジカルは、HALS(光安定剤)によって捕捉。外壁の劣化原因となるラジカルをダブルの効果で抑制し、長期にわたり高耐候性を保ちます。
高い撥水性能で長期間に渡って美しい外観を維持
マットマックスの塗膜表面構造は、サトイモやハスの葉のように微細な凹凸形状を持っています。この形状により塗膜の表面に付着する水は徹底的に弾かれ、丸まりガラスビーズのように転がりながら、外壁の表面に付着した汚れを絡め取って落とします。この高い撥水性能が、長期間住まいの外観を美しく保ちます。
走査型電子顕微鏡による表面構造比較
塗膜の膨れや剥がれが発生しにくい
マットマックスには2つの特徴的な塗膜機能があります。
1つは、高撥水機能だからこそ実現した高い防水性。その数値は防水性に定評のある汎用水性エナメル塗料をも凌ぎます。
そしてもう1つは、優れた透湿性。こちらも汎用水性エナメル塗料と比較した場合において2倍以上の水蒸気透過結果が得られました。
高い防水性と透湿性が両立することで、塗膜の膨れや剥がれが発生しにくくなり、建築物の長寿命化に繋がります。